■『TKC経営指標』とは

 TKC全国会では、『TKC経営指標』(BAST:Business Analyses and Statistics by TKC)を、昭和50年(1975)から毎年発行しております。
 この経営指標は、TKC会計人が毎月継続して実施した綿密な「巡回監査」と「月次決算」により作成された会計帳簿から、そのまま誘導された「決算書」(賃借対照表・損益計算書)を基礎データとして使用しています。
 TKC会計人は60万社を超える中小企業を関与先としており、この経営指標はその中の年商500万円から100億円までの青色申告法人を分析対象としたものです。平成14年度版においては収録法人数は22万6千社を超え、分析対象は903業種に及びました。これだけの精度と速報性を持つ中小企業の経営指標は世界にも類例がなく、税務当局、金融機関等から高く評価されています。 


■同業者比較と時系列分析を重視

 TKCコンピュータ会計システムでは最新業績について同業者比較と時系列分析を重視しており、月次決算及び確定決算において次のような内容の報告書が提出されます。

1.月次決算(「月例経営分析表」)

(1) 当期実績額/当期予算額
(2) 当期実績額/前年同期実績額
(3) 黒字企業平均値(同業種比較)
(4) 優良企業平均値(同業種比較)

2.確定決算(「決算報告書」シリーズ)

(1) 3期比較財務諸表
(2) 3期比較経営分析値
(3) 5年度比較業績推移グラフ
(4) 5年度比較要約損益計算書グラフ
(5) 5年度比較要約賃借対照表グラフ
(6) 5年度比較資金運用表
(7) 資金源泉使途対応表・・・他