■『継続MAS』:急速にのびる新サービス

 これまで多くの会計事務所では、記帳代行や決算申告の業務に完璧を期すことはできても、管理会計の導入事業計画の策定については何の提案も出来ない状態におかれていました。そのため、赤字決算を回避する為の事前の検討や、資金繰り計画等についての提案ができず、また黒字決算となる場合でも正確な納税額は申告直前にならないと判明しないという状態にありました。
 そのような問題を解決し、より優れた会計事務所サービスを提供するために、私たちは「継続MAS」(Management Advisory Service)システムを開発し、その普及に努めています。


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■財務会計をベースに未来会計へ

 「継続MAS」を利用してTKC情報センターの「財務時系列データベース」にアクセスすれば、いつでもすぐに、10期分の決算データと過去60ヶ月にわたる勘定科目残高データを入手することができます。
 四半期ごとの業績検討会を開く場合はこのデータベースから最新の財務会計データをダウンロードし、事業計画との差異分析や前年度同期との比較分析をいろいろな角度から行うことができます。また、第3四半期後に当期末の業績を予測する場合も同様です。


■関与先の存続と繁栄のために

 企業格付けの時代を迎えて、すべての金融機関が企業に求めることは、経営者の明確な経営ビジョンの下に首尾一貫した事業計画を立て、赤字を解消し、自己資本の充実に努めること。さらにアカウンタビリティ(説明責任)が重視されるようになりました。
 そのような中で会社の存続と繁栄を図るためには、経営者と経営幹部のミーティングを定期的に開催し最新かつ真実のデータに基づいて現状を把握し、率直な議論のもとにお互いが知恵を絞り、次にどう行動すべきかについて共通の認識をもつことです。
 「継続MAS」は、そのような社内の「情報の共有化」と、経営者と経営幹部のベクトル合わせを推進する新しい経営助言システムです。